ぶどうの王様・「藤稔」が 届きました。

来週にはぶどう狩りへ出かけようとした矢先、藤沢市からぶどうの王様・「藤稔」が今年も大きな箱で届きました。「府馬君」ありがとう。

このぶどうは、どのぶどうよりも大きくて立派です。


伊久美川の川遊びもしっかりとやりました。たった半日の川遊びでしが、最後に雨に降られて印象に残ったことでしょう。


雨に降られたと言えば、どうしても玄倉川のキャンプを思い出します。
玄倉川のキャンプでは、悲惨な事故がありました。
テレビでも実況放送された10数名の事故のことです。
あれも、明らかな人災でした。豪雨は確かに突然でした。


が、わたしたちも年代こそ55年以上前でしたが、あの場所からもっと上流でキャンプを張りました。横浜市から、人数も同じくらいです。
両側は切り立った崖でした。が、1か所だけ逃げ場がありました。それは事前に把握しておりましたし、その場所へも行っておりました。充分過ぎる広さがあることも把握しておりました。

玄倉川は、伊久美川より水が澄んでおり冷たいです。だって上流には家がありませんから。
そこで存分に遊んだ夜中、豪雨です。暫くすると枕元にゴロゴロと言う音が響いてきました。石の転がる音です。尋常ではありません。
「逃げろーッ! 逃げろーッ!」叫んで廻り、テントをたたみました。

決めてある逃げ場所に無事全員揃いました。夏とは言え深い谷は冷えます。

避難した場所は、炭焼き小屋でした。燃すものには不自由しません。焚火を焚いて、濡れた身体を温めました。
使わせて頂いたお礼に500札をまきの間に挟み込みました。当時月給は1万円未満でしたので、500円は適当と思いました。

翌日、目をみはりました。水は増えているし濁流です。勢いよく流れる水にただ呆然です。

それでも横浜市まで帰らねばなりません。

みんなに棒を持たせて、水の中の進路を決めて退却です。腰丈の水の中でも逆らわず、斜め下流に向けてプカプカ半分浮きながら下がりました。


これも小さい頃より大井川で鍛えた経験があったからだと感謝しております。