久し振りに着色無しの流木の花器ができました。

この流木では、初めての驚きが待っておりました。

形が出来て、花器ですので穴を開け始めました。そろそろ底の辺りに届く段になった時、青いままの木の葉っぱが出て来ました。まさか葉っぱが出るわけが無いので、「なんだろう?」。掘り進める内に段々葉っぱの量が増えて来ました。穴が突然広くなりました。でも何処へも繋がってはいません。
葉っぱは薄くて青いままで、くるくると巻かれております。そして乾燥しております。「鳥か虫が何かの都合で、ここへ集めたのだろう。」でも入口が無い。塞がってしまったんだな。

やがて穴は繋がっているのがわかりました。塞がっていました。



この流木は見事な焼き杉となりました。
真っ黒焦げに焼いてから年輪の硬い部分が浮き出るように硬いワイヤーブラシで削り取ります。
この作業が苦労の種です。何故ならば着ているものが真黒になるからです。


着色無しの塗装は久し振りなので気持ちがすっきりしました。
素材がいいのはやっぱりいいですね。