石を噛んだ厄介な流木

複雑なことは少しも苦にはなりませんが、石ともなると少々厄介なことと承知せねばなりません。
何故かと言えば、知っていても石は刃物を痛めます。
同じ刃物でもチエンソーともなれば後始末が大変です。


そこで役立つのは、ロータリーハンマードリルです。これで石を割ります。大きいのも小さいのもこれで割れない石はありません。
ハンマードリルではいけません。頭にロータリーがつきます。
ハンマードリルは、道路工事でお馴染みのダダダダーッていうあれです。大きいのになると岩をも砕きます。
孔を掘る削岩機は、これに回転が加わります。余分な所を掘りたくない場合には、またはより破壊力を出したい場合に回転が役立ちます。
それの小形がこれです。

何故わたしが、このロータリーハンマードリルを持っているのかと言えば、「石の花器」を作っていたからです。
穴掘り機を持たない、その上200Vの動力も無いわたしにはこのドリルが必要でした。製作者には意図しない使用方法ですが、自在に穴をあけられます。
ある石屋のおやじさんが言いました。「これをどうして掘ったのだ?」長らく石屋をやっていたおやじさんにも、開ける方法が想像できなかったでしょう。
「ドリルを斜めにするだけだよ。」これが私流。邪道です。

流木の花器を作るのに「石」を砕く道具が必要だったとは、多分多くの人がお存じなかったことでしょう。挟まった石をハンマーとノミ、で叩いて取り出すのは、とても大変なことです。