流木は とても貴重品だ。

「そんなに寝てばっかりいたら 筋肉がダメになっちゃうよ。 どこでも いいから出かけたら・・・。」

胸にグサリと突きささったこの言葉。 気にしていただけに 外の空気がたまらなく 温かに感じました。

出掛けよう。 防寒着は積んでも着ません。車の中は防寒着は必要ありません。セーターの上はベストだけで 充分です。


大井川左岸を海へと向かいました。風も少ないようです。
大井川の沢山の運動場には 家族連れが ひしめいて います。
沢山のテントが 連なっていました。

海岸に到着しました。 ここにも家族連れが沢山いました。

波打ち際を歩きました。 砂利と砂が 箒をかけたように綺麗です。

ウン? 箒をかけたように とは???

そうです、波打ち際には なーんにも流れ着いてはいないんです。


これじゃあ どうしようもないや 流木拾いは ダメだな。

それでも 砂利の上を歩きました。

誰かさんに言われたじゃあないか、「筋肉がダメになってしまう」ってね。

それで歩きました。砂利の上は足を取られます。疲れます。それでも歩きます。



ある筈のない流木が 半分姿を現しました。半分は埋まっていました。
遠くからでは 見ることが出来なかった半分埋もれた流木が 足元に現れたのです。
歩いたからこそ見つかった流木 それこそ貴重品です。


大きさも手ごろです。
やや細めです。
沢山の枝は大事に 使わせていただきます。

もう 当分海岸では お目に掛からない流木 ありがとう