流木の花器の前に「流石(りゅうせき)の花器」を作っていました。

「流石」何と読むでしょうか?
この際「さすが」とは読まないで「りゅうせき」と読んで貰いましょう。
流木の花器を始める前には「自然石」「石」の花器を作っていました。
次の花器は滅多に登場しなかったので、馴染みが薄いと思います。
が、当初はこんな「花器」を作っておりました。それも沢山。

作るには大変でも、利用したことが無いので不評でした。
「使いこなせない。難し過ぎる。」

当然出てくる感想です。そこを狙ったのです。

初めから狙いが不純でした。???

でも作り続けました。そして止めました。


面白い形でしょう?
石質は「御影石」です。一番硬い??石です。

わたしの工法は「石を叩き割る」のです。「削り取る。」のではありません。
これらの石を普通の道具で削り取ろうとすると、表面を滑ってしまい喰い込んでいきません。だから叩き割る道具にこだわりました。

と言うことは、1番、2番、3番の順序に作業が難しくなっていきます。道具で「掻き出す」作業が出来ません。ただひたすら叩くのみです。
石が硬いので、刃先を冷まさねばなりません。だからいつでも傍らに水の入ったバケツが置いてあります。

これが転じていろんな「石」を使い始めました。その中にはとんでも無く硬い石も有りました。

自然の石はとても奥が深こうございますよ。今でもまだやりたく思っております。


一先ず今日までです。明日は入院します。又お逢いいたしましょう。