斑(まだら)ボケ、真っ只中
拾って来た流木は見事半分に裂けていました。
裂けている部分を取り除くと直径が約半分になってしまいました。
それでも懸命になって外皮を削り落としました。上の方は切り落とすので、外皮はそのままになっております。
この手は花器台にはなりません。花器のみが頭の中を支配しておりました。
上から見ると充分穴があけられます。上がそのままですので寸法が足りて居ります。
高さを決めようとした瞬間、気が付きました。
外形寸法が足りません。まともな穴はあけられないのです。
残しておいた頭の部分は、切り取らないといけないのです。すると皮を剥き取った部分で穴を開けないといけません。
まともな頭脳の持ち主のあなた、お解りですネ。わたしにはそれが解らなかったのです。
寸法の足りない部分を追加するわけにはいきません。ではどうすればこれが生かされるだろう?
春先のボケでも、こんなボケなら他人に迷惑はかかりません。