小さいだけに地味にするのは早かった花器台。

最初は真黒でした。木地のせいで黒さは一入でした。が、思っていたよりも自己主張が少なかったです。
でもやはり目立ちました。そこで少しばかり黒さを消しました。

大きさが小さいだけに可愛さが際立ちます。
27×20×17cmです。

この花器台で特徴的なことは、噛んでいた石を取り除いた跡の窪みを「石が入っていたのですよ。」と言いたいのです。

今後もこのような石を取り除いた跡の窪みのあるものが出てくるのでしょう。
その時には「石」と共存していたことを思い出しましょう。

根の部分は、十中八、九 石や岩との駆け引きをしつつ育ってきました。それが厳しければ厳しいほど形の上では素晴らしいものになるでしょう。

面白いですネ。